10.26〜読書感想文「ホモ・デウス」〜
いやいや、長かった。
こちらの本を。
『ホモ・デウス』
ユヴァル・ノア・ハラリ著
あの「サピエンス全史」を書いた学者さんの新しい本ですね。
前作の続きみたいな感じかな。
これまで人類(ホモ・サピエンス)が辿ってきた歴史とその過程において辿った進化を紐解いて今からの人類が辿るであろう『道』を予想した衝撃的?な一冊。
この本によると、人類(ホモ・サピエンス)は『デウス』=『神』になろうとしている。
なぜならば、、、というところをこれでもかってぐらい回りくどく(笑)説明していく本です。
一つ一つは仮説に過ぎないけど、
説得力ある内容なので思わず「うーん」って唸ってしまいますね。
人類が歩んできた歴史とは、
簡単に言えば「利便性の追求」と「自分自身の欲求の理解」みたいなところで、
これまでは自己の意識が尊重されていた時代だったと。
しかし今まさに自分が何を欲しているのかを1番理解しているのは誰なのか?
この現代で本当の自己の意識とは存在しうるのか?
自分の奥底にある欲求は自分自身が気付けるのか?はたまたAIが導き出してくれるのか?
AIが導き出したあなたの本質を受け入れた時、一体人類に何が起こるのか??
なんとなくね、SFっぽいノリになっちゃうけど、もう本当に映画『マトリックス』みたいな世界観が目前に現れたような内容。
AIが先回りして満たしてくれる欲求に、
人類は本当の意味で幸せになれるのか?
人類って大きな枠で捉えてみれば、
一個人の性格の差異や、意見の相違なんて小っぽけなもんだなぁと。
なんやかんやで、禅問答のような一冊。
深みにハマりますよ(笑)
じゃーね。
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