オッサンへ送るエール
ズレずに生き抜く
山本一郎
読みました。
すごく小気味の良い文脈で語られる、
そう、まさにオッサン世代へのエール的な。
自分も気づけば40代。
少年時代には思いもよらなかった人生を生きているなぁと。
結婚なんて出来ないんだろうなぁ、と
なぜか漠然と感じて心の中で親に謝ったあの頃。
実際は友達連中の中では一番早く結婚するというイレギュラーもありました。
そんな自分も、自他共に認めるオッサンとなりまして、
今の若い世代のスタッフと接していると、
やはり「あー時代が違うなぁー」なんて思ったりもするんだけど、
この本を読むと、
「うーん、まぁそんなもんだよね」と開き直れたりもします。
ズレちゃわないように、軌道修正するのも
40年生きてると案外無意識に出来ちゃうもんかもしれないね。
この本を読んで、
あまりに情報の多い現代において、
何が良くて何が悪いのか?を
自分で考える力を失いつつあるのかも?
そんな印象を受けました。
自分で判断する事をしない、
判断は他人に委ねがち。
価値観なんて時代と共に変わるのに、
安心感を得るためのレッテルを貼り、
自分は大丈夫と言い聞かせる。
『自己の安全や権利に神経を張らせてすぎる社会を作る』
結果、受容できる器がどんどん狭くなる。
「ルールとマナーの違い」を、
どの程度まで寛容になれるのか?
ストレス社会に生きる現代人に必要なのは、
他人への理解かもしれないなぁと。
良い本でしたー。
じゃーね。
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